大腸がんによる死亡者数は年々上昇傾向にあり、年間の死亡者数は消化器がんの中でもワースト1位の年間4万8千人を超えるとされています。大腸がんは早期の段階では、ほとんど無症状であると言われています。また、血便や便通異常などの初期症状が実際に現れていても、気付かず放置してしまう人が少なくありません。そのため、異常に気付いた時は、すでにがんが進行してしまっているケースも多数報告されています。
一方、大腸がんは早期発見により、「治るがん」ともいわれており、結腸、直腸それぞれの5年相対生存率は、早期であれば90%程度であることが報告されています。しかしながら、進行してしまい、ステージが進むと生存率は10%台に落ちてしまいます。そのため、早期発見・早期治療が非常に重要であるといえます
大腸がんの発症リスクを調べる血液検査です。健康な状態から大腸がんにいたる過程で特異的に減少する15種類の長鎖脂肪酸という物質を測定し、大腸がんの発症リスクを判別しています。
採血のみの簡単な検査で、早期治療へのきっかけとして利用頂くことが可能です。